使用機材はエアバス A320/321型機で毎日運航。片道約4時間強で、関空を9時20分に出発してハノイに13時10分(現地時間)着、ハノイを1時45分(現地時間)に出発して関空に7時50分に到着する。航空券は6月8日から発売する予定だ。
就航日:2018年11月8日
発売日:2018年6月8日
使用機材:エアバス A320型機(エコノミークラス180席)/A321型機(エコノミークラス230席)
Webサイト:ベトジェット
VJ939便:関空(09時20分)発~ハノイ(13時10分)着、毎日運航
VJ938便:ハノイ(01時45分)発~関空(07時50分)着、毎日運航
会見では副社長のグエン・ティ・トゥイ・ビン(Nguyen Thi Thuy Binh)氏が同社について説明した。
日本とベトナムが1973年に国交樹立から45周年ということで、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席が来日しており、ホテルニューオータニの別会場で行なわれたJETRO(日本貿易振興機構)主催の「ベトナム投資カンファレンス」でチャン・ダイ・クアン国家主席が基調講演を行なった直後というタイミングでの発表となった。
ベトジェットは2007年に「ニューエイジローコストキャリア」の航空会社として設立し、2011年に3機の機材を使いベトナム国内や周辺地域との路線を開設した。
現在はエアバス A320/A321型機を計60機保有し、毎日385便以上を運航している。ベトナム国内では17の空港で38路線、海外では中国本土、香港、韓国、インド、タイ、シンガポール、台湾、ミャンマー、マレーシア、カンボジアなど計82路線を運航し、累計でこれまでに5500万人以上の搭乗客を運んでいる。
ベトジェットエアは今までに日本の旅行代理店と協力して、大阪、成田、仙台、名古屋、小松、茨城、福島といった都市とベトナム間で多くの直行チャーター便を運航しているが、日本における定期路線はこの関空~ハノイ線が初となる。
ベトジェットはLCCではなく「ニューエイジ航空会社」であるとしており、これはLCCの限定的なサービスではなく、航空券を安価に抑えつつ「ベトジェットはお客さまのニーズに応えられる」ことを目指しているからで、単なる移動手段ではなくシートやサービス、機内食の好みなど、利用客の要望に応えられる工夫をしており、「新しい体験、エンジョイできる体験」を提供することが特徴だという。
将来的には例えば海に行きたいという利用客に水着を、旅行保険に入りそびれた利用客に保険を機内で販売するといった、総合的なサービスを備えることを目指しているとのこと。そのため一般的なLCCではなく「ニューエイジ」だと説明した。
現在提供しているサービスでLCCと一線を画すのが「スカイボス」という有料のサービスで、予約変更/30kgまでの預入手荷物/ゴルフバッグの預け入れなどが無料で、優先チェックインや国内空港ラウンジ利用などが含まれている。安さや単なる移動手段としてではなく、ビジネスパーソンも満足できるサービスを有していることをアピールした。
関空~ハノイ線の使用機材はA320/A321型機で、エコノミーのワンクラス。ただしシートは革張りで、機材の製造段階から内装にはこだわりをもって参画しているとのこと。
現在ベトジェットではA320/A321型機を60機保有しているが、エアバス、ボーイングへ合わせて220機を発注済みであり、将来的に日本路線はすべてA321neo型機にしていきたいと語った。
国土交通省の5月7日の発表段階では6月24日就航予定だったが、「最優先するのはフライトの安全性と、サービスのクオリティ」であり、許可が下りた5月から約1カ月では万全な準備ができないという判断から再調整し、11月8日の就航になったという。同社ではパイロットやCA(客室乗務員)は約40カ国から集まり働いているが、関空~ハノイ線には日本語を話せるスタッフが乗務できるよう準備を進めているとのこと。
この関空線就航のあとには羽田空港への就航を予定しており、その手続きを国交省や関連機関と進めているところで「早期に認可が下りることを期待している」と述べた。
JAL(日本航空)とは2017年に包括的業務提携実施に向けた覚書を締結しているが、コードシェアのほかに、2018年中にはJALとのシステムのコネクションができ、双方のサービスからユーザーが予約できるようにしたいと展望を語った。
情報源: ハノイ日本語ガイド・通訳の集め::
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