首都ハノイの街角には11日、銀行のATM=現金自動預け払い機になぞらえて、コメのATMと呼ばれる自動配給機が登場しました。
この機械はペダルを1度踏むとタンクからパイプを通じて3キロのコメが出てくる仕組みで、集まった人たちは機械の前に2メートル間隔で列を作り、順番にコメを受け取っていました。
支援グループによりますと、これまでにおよそ10トンのコメを確保したということですが、活動に賛同する人からコメの寄付が相次いでいるということです。
営業を休止しているバイクタクシーの運転手は「人々の暮らしを気にかけるこの活動はすばらしいです。今は稼ぎがなく食べるものがないので、安心できました」と話していました。
支援活動を始めた書店の経営者は「私も以前は貧しかったので苦しさが分かります。社会の一員として、仕事を失い、収入がなくなった人を支援していきたいです」と話していました。
NHKより
情報源: ハノイ日本語ガイド・通訳の集め:
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