2017年に世界各映画館で上演した新キング・コング映画はベトナムの3つの世界遺産で撮影された。

木曜日 - 03/01/2019 04:55
3つの世界遺産は北部のハロン湾自然世界遺産、チャンアン複合世界遺産とフォンニャ自然世界遺産である有名なベトナム観光地


新キング・コング映画『コング:スカル・アイランド』映像がコミコンで公開!トム・ヒドルストン&ブリー・ラーソンも登場、
ゴジラへのカウンター!?超巨大コング、サンディエゴ・コミコンに登場!

今年もサンディエゴ・コミコンに参加しました。DCやマーベルの大発表があり、盛り上がったのですが、怪獣映画ファンにとっても嬉しい発表がありました。ハリウッド『ゴジラ』を成功させたレジェンダリー・ピクチャーズとワーナーが再び手を組み、2017年3月に公開される新キング・コング映画『コング:スカル・アイランド』のフッテージ(=素材映像)が上映されたのです。

この発表は、一連のDC映画(『ワンダーウーマン』、『ジャスティス・リーグ』、『スーサイド・スクワッド』等)の発表が行われた後、会場の興奮が冷めやらぬなか行われました。

会場内に「コングはいかにキングになったか?」と大きく表示され、監督&出演陣が登壇!この映画の主役を務めるのはトム・ヒドルストン!そう、ロキ様です!一連のDCヒーローたちの紹介のあとのロキ様登場ですから会場のファンは大興奮でした!

実はこの作品、あのキング・コングをテーマにした全く新しい物語の映画です。登壇した監督ジョーダン・ボート・ロバーツ(Jordan Vogt-Roberts)によると、「『キング・コング』の映画というと、みな、1933年のオリジナル版(=美女と野獣のあの話)をリメイクするが(たとえば、2005年のピーター・ジャクソン版『キング・コング』)、今回は全く違うストーリーなんだ」ということです。要は、"謎の島「スカル・アイランド(骸骨島)」にコングと呼ばれる超巨大猿人がいる"という設定だけ借りて、新たな物語を作ったということです。

本作の舞台は、70年代...その理由はフッテージを観ると明らかになりました。スカル・アイランドにトム・ヒドルストンら探検隊が訪れる。巨大軍用ヘリが編隊を組んでジャングルの上を飛んでいると、突然巨大な木がヘリに向かって投げつけられ墜落!この島には"何か"いるということになり...そして、超巨大なコングが姿を現す!!!最初は首から下だけ。次のシーンから崖からぬっと顔を出す!!とにかくこのコングが超巨大なのです。もともとオリジナルのキング・コングって10メートルぐらいなのですが、あり、今回は50メートルぐらいはある?

また、予告編には原住民や他の恐竜の骨もあり(=トリケラトプスらしき恐竜の頭蓋骨の骨を砲座にしてコングに向かって機銃を撃ちまくるシーンもあり)、「この島からいかに脱出するか?」みたいなお話なのかな?70年代にしたのは、こうした70年代の武器=ヘリとコングの死闘を描きたかったそうです。
 

このあたり、1976年のリメイク版『キングコング(キングとコングの間に中黒なし表記なんです。76年版は)』を意識しているのかもしれません。76年版では、ベトナム戦争で使われたヘリとコングが戦いましたから。"『ゴジラ』のプロデューサーたちが贈る"と大きく表示されますが、レジェンダリー・ピクチャーズとワーナーは20年に『コングVSゴジラ』(!)を予定しており、その伏線でコングを巨大化させたのでしょう。

なおトム・ヒドルストンとともに登壇したブリー・ラーソンは『ルーム』(15)でアカデミー賞を獲っており、今回はカメラマン役。司会から「小さな部屋=ルームから広大なスカル・アイランドで活躍ですね」とつっこまれていました。なお、彼女はこのあとマーベルのパネルで「キャプテン・マーベル」役であることが発表され、今回のコミコンでは人気女優の一人となりました。

今年のサンディエゴ・コミコンはポケモンが席巻していましたが、このコングのファンも多く、コングのTシャツや"コングに捕まった美女アン"のコスプレをする人もいました!期待大です!

写真・取材 BY杉山すぴ豊

情報源: ハノイ日本語ガイド・通訳の集め:

記事数点:0 に 0 評価

この記事を評価するためにクリックしてください。
You did not use the site, Click here to remain logged. Timeout: 60